アークグループの
畜種と耕種が連携し、有機肥料を要に資源循環し、
消費者と繋がる六次産業化の取組みが評価される
株式会社アーク(岩手県一関市藤沢町黄海 代表取締役 橋本晋栄)は、アークグループとグループ会社の株式会社若葉(岩手県一関市藤沢町黄海 代表取締役 橋本友厚)が、農林水産省が推進する国内肥料資源の利用拡大プロジェクトである第1回「令和6年度国内肥料資源利用拡大アワード」で「農林水産省畜産局長賞」を受賞しましたのでお知らせします。
「令和6年度国内肥料資源利用拡大アワード」は、国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会(事業実施主体は一般社団法人日本有機資源協会)の取組のひとつで、海外からの輸入原料に依存した肥料から、堆肥や下水汚泥資源等の国内資源を活用した肥料へ積極的に転換を図る取組や地域で効率的に資源循環を推進する取組を通して顕著な実績を挙げている肥料原料供給事業者、肥料製造事業者、肥料利用者を広く表彰し、国内資源肥料の全国普及、生産性の向上を推進することを目的としています。
今回のアワードでは、応募総数59件の取組の中から厳正な審査を経て16件が表彰されることとなり、アークグループと株式会社若葉は、その中から「農林水産省畜産局長賞」を受賞することになりました。表彰式は2025年1月31日に開催される「国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム in 東京」の会場内にて、「農林水産省 農産局長賞」「農林水産省 畜産局長賞」「国土交通省 上下水道審議官賞」の6事業者の表彰状授与及び事例発表が予定されています。
【農林水産省:国内肥料資源利用拡大アワード受賞者が決定しました】
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/kokunaishigen/zennkokusuishin.html#award
【一般社団法人日本有機資源協会:第1回「令和6年度国内肥料資源利用拡大アワード」受賞者決定について】
https://www.jora.jp/news/25361/
アークグループとそのグループ会社であり岩手県一関市が設置した藤沢有機肥料センターの指定管理者としてその運営を担っている株式会社若葉は、アークグループの養豚事業や地元畜産農家から畜ふんや、地域の食品工場から食品残渣を受入れ、価値ある原料として有機肥料製造・販売を手掛けています。アークグループ内及び地元地域での資源循環を実現することで消費者と繋がり、更なる国内資源利用と有機農業の拡大へ貢献する以下の取組が、今回のアワードで評価されました。
・有機肥料販売先の拡大: 地元農家の顧客数は年々増加、会員制度も運営
・「若葉の有機肥料」の積極的広告宣伝: ラジオ・新聞・ネットを通じその価値と認知向上に努める
・地域行政との連携: 農業公社が管理する国営管理農地での大規模利用を長年に渡り取り組む
・資源循環型農業の実現: 自社圃場(小麦・野菜)は元より地域圃場(食用米・飼料米等)の生産物を運営する牧場で食材として利用し、生産品として販売、手作りハム工房では原材料として利用している。また家畜の飼料原料として自社で飼料を製造し、アークグループ内及び地域での資源循環型農業を実現
・六次産業の実現: 消費者と強い繋がりが持てるよう、生産者として食や農業の価値を伝えることを目的とした牧場を運営し、集客事業や生産品の販売も行う
【アークグループの「有機肥料を要とした資源循環」と「消費者と繋がる六次産業化」イメージ図】
<国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会について>
国内肥料資源の利用の拡大を図るため、原料供給事業者(畜産事業者、下水事業者等)、肥料製造事業者、耕種農家(JA等)の関係者が一堂に会し、取組方針等を共有し機運を醸成するほか、関係者が連携した取組を推進するため、全国推進協議会が2023年(令和5年)2月に設立されました。堆肥や下水など肥料成分を含有する国内資源の肥料利用を拡大し、輸入原料に過度に依存した肥料利用からの転換を進めていく事を趣旨とし、関係団体・関係事業者の取組方針等を共有するほか、関係事業者間のマッチング等を進めることなどにより、原料供給から肥料製造、肥料利用まで連携した取組を各地で創出していくことを支援しています。
【農林水産省:国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会について】
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/kokunaishigen/zennkokusuishin.html
<株式会社アーク と アークグループについて>
株式会社アークとそのグループは、6次産業と呼ばれる、有機農産物の生産をはじめ、無添加での加工製造、そして流通・販売、更には飼料製造、肥料製造までを担う一貫生産をおこなっており、未来に向けて持続可能な循環型農業に取り組んでいます。 養豚を主幹事業として「館ヶ森高原豚」ブランド豚を生産、それらを加工製造するほか、岩手県一関市藤沢町で「Ark館ヶ森」を運営しています。 また、特定非営利活動法人ティラファームが、農業を通じて障がいを持った方々の特性を活かした働きの場を創造する農福連携を行っています。
ARK Corporation and its group have the mission of providing safe and secure food based on the philosophy that "food is life." We aim to raise the level of agriculture from producing to tasting and then enjoying, creating one-of-a-kind value that only our company can provide, allowing producers and consumers to share their excitement with each other.
【株式会社アーク:企業情報】
https://www.arkfarm.co.jp/about/company/
<株式会社若葉について>
アークグループの経営理念である「食はいのち」のもと、グループ内の家畜排泄物を主原料に地域食品工場の残渣物なども原料にして、岩手県一関市内にある藤沢有機肥料センター指定管理者として有機肥料を製造しています。畜産業が盛んな地域に立地していることから、地域の養牛養鶏事業所や農家からその排泄物の受入れも実施。東北有数の製造能力を持つ施設を運営し、受入れ原料の価値を更に高め、有機完熟肥料として販売しています。
一関市における指定管理者という重要な立場を担いながら、地元地域における農畜産業、食品産業の振興に貢献し、グループ内はもとより、地域における「環境型農業」を確立しています。2005年8月設立。
【株式会社若葉:ホームページトップ】
http://www.wakaba-ark.co.jp/