本年もこうして新しい年を迎えることができました。この様に当たり前に過ごせる日常はとてもありがたいことです。日本各地でも平穏な新年を迎えられない方々もいます。世界中でも常に争いごとや貧困が尽きず、穏やかに過ごせない方々もいます。あらゆる人々が、心安らかに過ごせる日が来るように祈ります。

近年はコロナ禍で動けなかったこともあり、昨年は様々な国々へ足を運びました。一見、私共の仕事と関係のないように思える中東やインドにも行きました。今や、自分達の生活と関係の無い国というのは存在しないからです。言うまでもなく、ウクライナロシア戦争により世界の食糧事情は一変しています。中東問題によりエネルギーや資源の問題は露骨になっています。インドの存在感は世界経済の情勢を変えつつあります。アフリカ各国は世界のパワーバランスに未知数の影響を与えつつあります。南米は、今や世界の穀物生産を支えています。

百聞は一見に如かず。未来を予言することはできませんが、世界を見れば、予測することはできます。インターネットの中の情報は、どんなに精緻でも、疑似体験でしかありません。現地へ行ってみて、現地の人と語らい、現地を肌で感じることで理解できることがあります。

日本の未来は世界の未来と繋がっています。これから日本はどのようにして世界の国々と伍していくのか。その時に日本の農業はどのような役割を果たしていくのか。アークグループもその一翼を担いたいと考えています。

私達は、今年も一歩一歩、前へ進んでいきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Representative Director Shinei Hashimoto

Ark館ヶ森「輝きの丘」より初日の出