2024年を振り返ると今年もいろいろなことがありました。まず元旦の能登半島地震や大雨、西日本の猛暑など自然災害。改めて13年前の東日本大震災の経験を忘れてはならないし、次の世代にもしっかりと伝えていかなければならないと感じた年でありました。
そして養豚の業界では、豚熱の脅威が農場近くまで迫ってきており予断を許さない状況が続いています。絶対に病気を農場に入れないという意気持ちで日々、業務を行っていますが目に見えないものですからいつ入ってきてもおかしくありません。皆様へ館ヶ森高原豚を安定的にお届けするため来年も気を緩めることなく引き続き対策を講じて参ります。
私個人としては6月にアメリカへ研修させていただいたことが大きな出来事でした。そこでは世界最大規模の展示会やアメリカの養豚の農場を見学させていただきました。日本で得ていた情報だけでは知らないもの、気づかないもの、感じないものを実際に自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じることが出来たことは形では言い表すことが出来ない価値あるものになりました。私たちも世界に目を向け、海外の生産者にも負けない豚肉の生産をしていかなくてはならないと思いを新たにしました。
アメリカ最大の養豚の展示会とアイオワ州の作付けしたばかりのコーン畑
2024年も反省するべきこともたくさんありましたし、良いこともたくさんありました。それをしっかりと糧にして2025年も美味しい豚肉を安定供給できるように取り組んで参りますので引き続きよろしくお願い致します。
養豚事業部藤沢農場 池田