雨の日が続いていますね。
植物たちには恵みの雨。
動物たちにはどうでしょうか…
わんぱく広場には個性豊かなポニー5頭と、以前のブログで紹介しましたコリデール種という顔の白いヒツジが2頭暮らしています。
そしてそこに新たにサフォーク種のヒツジが2頭が仲間入りしました。
この2頭は、動物ハウスで飼育していたのですが、放牧地に草が無くなってしまったためこちらに引っ越してきました。
2021年4月産まれの2頭。すごく人懐っこい子たちですよ。
実は、人懐っこいのには理由がありまして、
右側のタフボーイ(※私が勝手に呼んでいるだけでまだ正式名ではありません)は、
生後間もなくお母さんヒツジが育児放棄をしてしまったようで、母羊不明、産まれた次の日から人工哺乳で育てた子になります。初めての人工哺乳で、試行錯誤しながら育てました。成功例としてその経験はその後の子羊たちも活かされています。今ではこんなに大きく成長し、全く人を怖がらないため、怒られても動じず、隙あらば脱走してしまう問題児です。
左側のポッキー(※スタッフが勝手に呼んでいるだけでまだ正式名ではありません)は、
元々人懐っこい性格でしたが、食い意地が張っていて、柵越しの隣のエサも食べようとして柵をジャンプ、柵に足が引っ掛かり転倒、両後肢骨折という重症を負いました。かわいそうですが、ちょっとおバカというか…しかし治療の甲斐もあって(ほとんど自然治癒力ですが)なんと奇跡の復活を遂げたのです。素人(私)が骨接ぎをしたので少し曲がっているのはご愛嬌。
そんな2頭ですが、暑いのが苦手、外にいるアブやハエなどの虫も苦手、雨に濡れるのも苦手…(-_-;)
そのためコリデールたちと一緒に小屋の中に引きこもりがちです。
少し涼しくなったタイミングで出てくると思いますので、見つけたら可愛がってあげてくださいね(^^)
農牧部 動物管理
菅原 亜由美