牧場内のスイセンやサンシュユなど咲き始め、少しずつカラフルになってきました。
春を知らせるのは花たちだけではなく、動物たちも色々なかたちで春の訪れを教えてくれます。
クジャクのオスたちが綺麗な飾り羽を広げたり、ポニーたちの冬毛が抜け始めたり…
アカシカの角が抜け落ちるのも年に1回この時期になります。
大きい角を持ったオス(強いオス)から落ちるようで、
今まで虐げられてきたチビ角の若いオスたちはここぞとばかりにボスを追い払ったり、
ケンカを売ったりと強気です。
チビ角、粋がってます
(先に抜けた分、ボスを含めた強いオスたちの角は成長が早く、
みるみるうちに大きくなって仕返しされるのが目に見えているのに…)
抜け落ちた角は見つかる内に出来るだけすぐ回収するのですが、
今年の落ち方は少し変でした。
エサ箱に入っていたり(食事中に落ちたの?)
フェンスに引っ掛かっていたり(収納したの?)
なんででしょうか(笑)
見つけた瞬間ちょっと面白かったです。
一番最初に角が抜けたオスは、もう新しい角が黒いコブの様に生えて大きくなっています。
このまま黒っぽい皮膚や毛が生えたままニョキニョキ成長していきます。
角がある時は、刺されないように注意しながら(ビビりながら)エサやりをしていましたが、
角が無ければそれほど怖くないので、今は私も若オスのように大分強気です(笑)。
オスたちの様子を撮影していたら、人懐っこいメスが近寄ってきて写真にイン。
激突です…
邪魔です…
そんなところもかわいい春のアカシカたちの紹介でした!
農牧部 動物管理
菅原 亜由美