皆さん 御存知でしたか。 今年は国連・食糧農業機関(FAO)が決めた「国際土壌年」だそうです。
あんまり 知られていませんよね。
国も、マスコミも、ほとんど取り上げていないようです。
FAOによると、「残念ながら、世界の土壌の33パーセントは劣化していて、このままだと、2050年の世界中の
一人当たりの耕作可能地は1960年の水準の4分の1になる」そうです。
食糧輸入大国としての日本の立場は、足もとが危うい状況になりかねないように思えます。
だいぶ前から、世界的に農地の減少は危機感を持たれていて、中国・韓国などが、食糧生産の確保のために世
界の耕作適地を買っている、というニュースが大きく報道されたことがありました。
日本にも触手が伸びて深く静かに進行しているのではないか、と危惧しています。
それとは別に、私たち耕作農業者は「土」の大切さ、重要性を日々の仕事の中で認識していますが、
ほとんどの人々は、ほぼ無関心、と言っていいのではないかと思っています。
土がなければ、食べ物を輸入すればいいし、野菜も水耕栽培でやさい(屋菜)を育てればいい、とでも思っていい
る人が多いのかなぁ~。
土壌と環境の劣化が、戦争を引き起こし、世界の平和を脅かす、ということは歴史が証明していますよ。
今日は、ちょっと真面目な話題でした!
でもやはり、もっと真剣に考えてほしい、という思いです。
熱中症でもがんばる農園部