こんにちは。
今日は豚の「移動」について少し書きたいと思います。
生まれてきた子豚は出荷までの間に2回、部屋(ステージ)を変えます。
この部屋を引っ越すことを「移動」と言っています。
部屋から出したら、細い通路を歩かせてトラックに乗せ、次の部屋に連れていきます。
移動の大変なところは、豚が中々前に進んでくれないことです。
豚は臆病な生き物なので、初めて見るもの・触れるものにとても敏感です(中には鈍感ちゃんもいますが)。
風・差し込む日差し・音・気になるものがあるとピタッと足を止めてしまいます。
細い通路なので、誰かが止まるとあっという間に渋滞が出来ます。
夏場は特に、渋滞が出来てしまうと暑さで豚に大きなストレスがかかってしまいます。
また、豚にとっては住み慣れた部屋から移動すること自体がストレスになっています。
私たちは、出来るだけストレスを与えないために、豚がスムーズに歩いてくれるよう、板を置いて日差しを遮ったり工夫をしています。
移動の時も、普段の仕事中でも出来るだけ豚の気持ちを考えて動いています。
養豚事業部 藤沢農場 ママ豚より