こんにちは!
養豚事業部の佐々木信広です。今回は私がメンバーとなって推進している農場HACCPについてご紹介したいと思います!
まずHACCPという言葉を聞いたことのある方はいますか?
HACCPとは…
Hazard
Analysis and
Critical
Control
Point
の頭文字を取ったものです。
つまり、食品の製造や加工の段階において発生する恐れのある危害をあらかじめ分析(Hazard Analysis)し、どの段階でどのようなことに注意して対策をすればよいのかという重要管理点(Critical Control Point)を決めて、製品の安全を確保するという衛生管理手法の一つです。
…難しいでしょうか?
かなり大雑把に言ってしまえば、製造の過程で危なそうな工程やその原因をあらかじめ見つけ、対策を決めることで安全な食品を作ろう!という手法です。
これの農場版、すなわち、食肉となる家畜や卵などの生産過程を対象にしたものが「農場HACCP」というものです。
当社では養豚事業部と養鶏部がこの農場HACCPの認証を取得しています。
私の所属する養豚事業部では、お肉となる「豚」が、生まれてからと畜場に出荷されるまでを安全な状態に維持するために取り組んでいます。
しかし、常日頃からその環境で業務に従事しているスタッフではつい見落としがちな部分があったり、自分たちだけがわかっているような状態に陥りがちです
そこで当社では事業部間の垣根を超え、お互いに「ここは○○だから危ないのでは?」「これは~になりそうだから注意しないと!」などという指摘をしあっています。
普段から目にしている担当者では見逃してしまうことも、他のスタッフからの指摘で気付くこともあります。
下の写真は、養豚事業部の従業員が、養鶏部の取り組みを審査している様子です。(適切な入場ルールが書いてあるかチェック中です)
このように当社では農場HACCPの取り組みをさらにブラッシュアップさせるべく、日々取り組んでいます。
2020年の東京オリンピックで来日される外国人の方向けには、HACCPの認証がある食品がスタンダードになるだろう、なんてことも耳にします。
今後は今以上に「食」に対する安全性が重要視されてくるはずです。
そのような中で、私たちは農場HACCPのパイオニアとしてこれからも努力を続け、皆様のもとにさらに安全・安心で美味しい豚肉と卵を届けられるように頑張っていきます!
養豚事業部 花泉農場 佐々木信広