私達、製造販売部のこの冬の期間のメインの仕事は牧場産の有機栽培無農薬の南部小麦や館ヶ森高原豚を使った豚まんの製造です。3人一組体制で、480個を週に3日製造しています。
数種類の原材料を計量するところから始まり、蒸し器で蒸し上げるまで、一個一個すべて自分たちの手で行います。
その日その日の室温や粉の温度を測り、水の温度を決めます。そうする事で仕上がりの生地の温度をいつも一定のところにもっていくのです。
生地は生き物とよく言いますが本当です。ちょっと気を緩ませたりしたらうまく膨らんでくれなかったり、発酵しすぎてだらけてしまったりしてしまいます。
気を張りながら、丁寧にこしらえた豚まんが立派に蒸し器から出て顔を見せた時には立派になったねと言わんばかりに顔が微笑んでしまいます。
愛情たっぷりの豚まんだからアーク牧場の豚まんは美味しいんです。
そして、私達が毎年行っているのは豚まん製造に対して見極める目を持つ若者を育てる事です。
日々、美味しい豚まんを正確に作る事を第一に考えながら、優しさと厳しさの使い分けで若者を育てています。
皆川 知子