日々の寒さも大分和らぎ過ごしやすくなってきた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
以前から何度か、お客様から「ケーゼ」と言う商品の意味についてご質問いただく事がありましたので今回お話させていただきます。
代表的なのは、フライッシュケーゼ、レバーケーゼ、などと呼ばれるものがあり、
これは「ソーセージの生地を腸詰めにせずに型に詰めて焼き上げた物」ですので実はソーセージ類の一種になります。
ご存知ある方がおられるかと思いますが、英語で言うミートローフと呼ばれているものに類似します。
ドイツ語でフライッシュは肉を意味し、ケーゼはチーズを意味しますが、ここで使うケーゼはチーズとは関係なく、
この当時ソーセージを焼くのに用いられたキャセロールの呼び方が変化した物と言われたり、
焼き上がりがチーズに似ていることからこう呼ばれるようになったとの説があります。
これはケーゼの元々の語源に「型に入れた」という意味があるというのが正解のようです。
現在、館ヶ森ハム工房では、パセリを使用したパセリケーゼと香味野菜を使用したシュミットケーゼが好評いただいております。発色剤を使用していないため、他にはあまり見たことがない、白色な生地に赤や緑と見栄えの良い商品になっています。
より多くの方にその独特の食感と風味を味わって頂きたいと思います。
ハム工房 熊谷