館ヶ森アーク牧場では、毎年GW期間前後に「菜の花」が満開を迎えます。
今までは、菜の花は観賞用としての活用を主にしておりましたが、来年度より観賞用に留まらず、
菜種油としての食用及び牧場で放牧飼育している豚用の油粕(飼料)の活用まで見据えた計画を
立案しております。
そのために、食用に適した品種を選定したうえで、油粕が飼料に適しているものを更に抽出して、
品種を決定しました。
実は、日本で生産される食用油の約60%が菜種油ですが、
その原料はキャノーラ油95%以上 カナダ産(キャノーラ油)で、残り5%も海外産。
実は、日本産の菜種の自給率は0.05%程度といわれています。
そんな新たな挑戦は、9月の播種からスタート。
既に、牧場内の約1ヘクタールの畑に播種完了。
既に眩しいくらいの新芽が元気に顔を出してきています。
来年には、GW期間は景観として、11月には菜種として、
2月には放牧豚と多方面で楽しんでいただけるよう取り組みを始めております。
農牧部 田村 透