今年4月、平成の天皇が退位され、5月1日から新たな時代令和が始まりました。改元を寿ぎ、新天皇ご即位に祝意を表するために、当牧場始まって以来のことですが、ゴールデンウィークまっ只中の5月1日を休業日としました。
社長の決断でしたが、今年長かったゴールデンウィークの中日の休業は、社員にとってはホッと一息付くこともでき、また新たな時代の幕開けを感じられる一日になったと思われました。
新時代の到来とともに、印象的な出来事でした。
養豚事業の方では、中部から東日本にかけて豚コレラ(「豚熱)に改称)が大きな問題となりました。野生イノシシが運ぶ病気の恐怖の年であり、アフリカ豚熱の浸潤の危険もあり、まったく気の抜けない緊張が強いられる始まりの年でもありました。
又、天候不順にもこれほど悩まされた年はないと言えます。超大型台風15・19・21号の続けざまの襲来のよる東日本の大被害は、いまだ暗い影を陰を引きずっています。 又、足元を見るに、私達の畑も危機的状況でした。畑作物の不作は、人智によってなすべきことをなし、決して繰り返してはならないことと肝に銘じています。
目を遠くに向ければ、思い起こすに無念な事件は、中村哲氏の死、ノートルダム大聖堂の火災、香港の民主化騒動の未解決、沖縄首里城の焼失、等々あります。中村哲氏の死はアフガニスタンにとって、取り返しのつかないことですが、その他の事は早期の復興と解決とを願うばかりです。
そんな令和元年は今日で終わり、明日からは新たな年の幕が開きます。
勿論、東京オリンピック・パラリンピック、とても楽しみです!
スポーツ世界一流選手たちの戦う美しい姿、世界中が感動(とメダルも)を期待しています。その呼び声のように「復興五輪」となることを祈りましょう。
来年の館ヶ森アーク牧場にも、ご期待ください。
今までと違ったいろいろな取り組みが計画されています。ホームページなどでどんどん発信して行きますので、是非、お楽しみに!
改めての宣言。
・私たちは売れるものを作るのではなく、売りたいものを作る。あくまでも大事なコンセプト「食はいのち」に寄り添った物を作っていく。それが私たちの「志」だから。
食べて健康になるものを作る。人を幸せにする何かをもっているもの、そういうものを作りたい。それがアークの原点、使命の一つだから。
今年も、ご愛顧ご支援いただき、誠に有難うございました。
読者の皆様の令和2年が幸多き年となりますよう!
橋本志津
養豚事業部藤沢農場の空にかかった二重の虹