ロバの「こげ茶ん」は食いしん坊。
いつもはポニーよりもヒツジよりも早くご飯の時間にやって来るのに、この日はいくら待っても呼んでもなかなか来ません。
心配になって小屋の中を探したら、ひっくり返って左右にゴロンゴロンと転がっていました。
いつも外で行う砂浴びとは違い、どこか深刻な様子。
「お腹痛いの?」
どうやら馬の仲間に起こりやすい疝痛と呼ばれる腹痛のようでした。
痛がるこげ茶んを前に今すぐ私ができること…
起き上がれないこげ茶んの腹部に手を当て、
「痛いの痛いの飛んでいけ~」
と、さすってあげることしかできませんでした。
さすり続けて40分後。
むくりと起き上がったこげ茶んは勢いよく排便。(お食事中の方申し訳ありません…)
どうやらひどい便秘だったようです(>_<) 復活したこげ茶んはそれから何事もなかったかのように草を食んでいました(^-^;
ホッとしたのと同時に、知識や技術が足りなくても「手当て」する気持ちの大切さを実感しました。
人間の言葉が話せない動物たちの異変に早く気付いてあげられるように、
これからも努力していきたいです。
農牧部 動物管理
菅原 亜由美