館ヶ森アーク牧場の田村です。
先日、牧場正門から続く作業道路に、1匹のウサギが日向ぼっこをしておりました。
私が近づいても、あまり気にしない状況で数分が経過。
その後、こちらが近づいて山の中に消えていきました。
これだけ聞くと、まだまだ自然が残されていると感じられるかもしれませんが、私どもの牧場でも観賞用としてウサギを飼育しております。
野兎が牧場の中で生息することって、防疫や繁殖計画の観点でもとても大きな問題。
私どもで飼育する鑑賞用のウサギは、来場されたお客様に鑑賞していただくため、見やすい環境で飼育しています。
イコール、外部の動物と接触する可能性もあるということ。
病気は、動物自身もしくは、人間、餌などが主な感染源となり伝染していきます。
つまり、今回の野兎は、私どもとして要注意の対象動物。
また、病気の感染だけでなく、万が一、交配してしまうと、病気だけでなく適正な飼育数での管理が出来なくなってしまいます。
恐らく、私どもが入植するまえから、この地では野兎は生存していたに違いありませんが、これからも良い距離感を持って、お互いの領域に入らないように管理していかなくてはと改めて感じたひと時でした。
農牧部 田村 透