12月7日よりファームマーケット併設のウェルカムショップ木の実で発売を開始した新商品「キャラメルラテ」。その誕生の裏には、心温まる小さなエピソードが隠されていました。
自然食レストラン「ティルズ」のビュッフェで提供されるパンプディング。その風味を引き立てるカラメルソースは、北海道産ビートのグラニュー糖を使用し、シェフが手作りしています。ほんのりとした甘さと香ばしい香りが、素材の持つ力強さを優しく包み込む特別なカラメルです。
しかし、手作りだからこそ、その過程には工夫が必要でした。カラメルを作った後の鍋。そこにはまだ少しのカラメルがこびりついていました。それを洗い流してしまうのは、あまりにも惜しいと考えたシェフ。そこで思いついたのが、鍋に牛乳を注いで温め、残ったカラメルを溶かしきるという方法でした。そうして生まれたカラメルミルク。スタッフに振る舞ったところ、その濃厚でやさしい味わいは大好評。驚くほど人気を集め、いつしか「これをお客様にも楽しんでもらいたい」という声が上がるようになりました。
そして、そのひとさじのアイデアが進化を遂げ、新商品「キャラメルラテ」として登場したのです。甘くほろ苦い香りに包まれたその一杯は、スタッフの愛情とシェフの工夫、そして何気ないひらめきが詰まっています。冬の冷えた空気にぴったりな温かさをお届けする「キャラメルラテ」。その一口が、あなたの心をそっと温めることでしょう。
農牧部:堅田 英昭