こんにちは、養鶏を担当している牧野です。今日は鶏の健康と快適さを保つための重要な設備、産卵箱と止まり木についてお話しします。
産卵箱は、鶏が安全で清潔な環境でたまごを産むための場所です。鶏は本能的に、「暗く・狭く・静かな」場所を安全と捉えます。そのような場所で産卵することにより子孫を残してきたため、産卵箱を設置するとその中でたまごを産むようになります。また、産卵箱を使用することでたまごが壊れにくくなり、たまごの衛生状態も保たれます。
止まり木も鶏の本能的行動を取るための場所です。鶏はもともと木の枝に止まる習性があります。野生では高い場所に止まることで捕食者から身を守り、生き残ってきました。また、鶏は集団性があり、強い個体ほど高い場所を勝ち取るという習性があります。群の秩序を保つ意味でも、止まり木は必要となっています。ほかに、止まり木にあがることで足の筋肉が鍛えられ、健康状態が向上します。
これらの設備を整えることで鶏が自然な行動を取ることができ、ストレスが軽減され、より良いたまごを産んでくれるようになります。
これからも鶏の健康と快適さを第一に考えた飼育方法を実践し、美味しいたまごを皆様にお届けできるよう取り組んでまいりますので、応援よろしくお願いします!
農牧部 牧野巧