ようやく満開に咲く美しい桜の花が見られるようになりました。
一昨日の雨に風。まだ、風で花びらが散るほどには咲いていないと思いきや、やはり、惜しいことに散り初める木もありました。
それよりも風。今の時期の風を風流に「桜雨」と優雅な呼び方もあるようですが、うちではどちらかというと気になるのは畑。小麦が一斉に伸びて緑を急に増してきました。一方で、雑草たちも同じように元気に伸びてきて、牧場内の景観管理の緊張感もいっきに高まりました。
梅桃コブシ水仙、桜、サンシュユ、レンギョウに始まり、いよいよ花盛りの季節到来です。ハーブ&プラントショップには、春の花々・ハーブの苗が沢山揃い、華やかです。
日本のハーブ界に「The Herbs」という機関誌(ジャパンハーブソサエティー発行)があります。歴史のある機関誌ですが、その315号、今年の春号に我が社のことを記載していただきました。”季節のハーバルライフ 春”という特集で、”ハーブと共に”というテーマで書かせていただきました。私とハーブとの付き合いは1980年代の後半から。思えば随分と長い時間です。
ハーブの持つ力を知り、人間だけでなく養豚家として豚さんにも与えて、良質な豚肉生産にも活かしたいとも考え、夫がハーブ入り飼料を作ったのは、うちが日本で最初の養豚農場だったと思います。「ハーブポーク」というブランド名を立ち上げましたが、瞬く間にハーブ入り飼料は広まり、大手メーカーに先に使われて不発に終わったという経験もしました。(そこは書きませんでしたが) ハーブにまつわるお話も、いろいろありますね。
そして今年も。6月15日から7月7日まで、毎年恒例の「たてがもりハーブフェスタ」をラベンダーの花盛りに合わせて開催します。今年はなんと!ハーブ界のレジェンド北村光世先生をお迎えしてセミナーをしていただく予定です。私にとっては雲上人のような方で、ここにお迎えできるのは本当に夢のような気持ちです。
お住いの鎌倉からお越しいただきます。皆さまもどうぞお楽しみにされてください! 詳しくはHPをご覧ください。
橋本志津