皆さんこんにちは!
農牧部の伊藤です。
私たちが牧場で育てている放牧豚には、通常飼育されている館ヶ森高原豚とは
育て方を違う所がございます。
その一つに、お母さん豚と子豚が一緒に過ごす期間が、館ヶ森高原豚と比べて
長い点が挙げられます。
通常、館ヶ森高原豚のお母さん豚と子豚が一緒にいる期間は、約20日となっており、
その期間が過ぎるとお母さん豚と子豚は離され、子豚同士の群で飼育していきます。
しかし、放牧豚はお母さん豚と子豚のいる期間がその3倍、約60日一緒にいるのです。
この様にお母さん豚と子豚が一緒に過ごす期間が長くすることによって、
お母さん豚と離されるストレスが軽減され、子豚が健康に育つことが出来るのです。
↑お母さん豚と子豚たちが餌を一緒に食べている風景です。
そして、上の写真の子豚たちは産まれてから2ヶ月経とうとしております。
そのためお母さん豚との別れの時が近づいており、この風景も見られなくなってしまいます。
しかし、人もそうであるように子供は親離れして大きくなっていくものです。
お母さん豚と離れるのは寂しいですが、子豚たちと一緒に見送って行きたいと思います。
農牧部 伊藤 宏樹