館ヶ森アーク牧場では2種類のヒツジを飼育していますが、ほとんどがサフォーク種という品種です。
サフォーク種とは、アニメのキャラクターにもなっている頭と足が黒いヒツジです。
イングランドのサフォーク州が原産です。
ほとんどの個体が真っ黒な顔をしていますが、稀に顔が白っぽい個体もいます。
これは病気などではなく、一言で言うと『個性』です。
元々サフォーク種は、良質なラム肉生産のために在来種のノーフォークホーン種にサウスダウン種を交配してできた大型な肉用品種です。
ノーフォークホーンは、頭部と四肢が黒く名前についている通りホーン=角がある品種で、
サウスダウンは、頭部や四肢が白く小型だが肉質の良い品種になります。
このことを考えると何となく、時々顔の色が薄く白っぽい個体が生まれても不思議ではない気がしますよね。
また更に極々稀に角のある個体が生まれてくることもあります。
ちなみに、顔白さんは遺伝するようで、お母さんが顔白だと子ヒツジも顔白のことが多いです。
先月からヒツジたちの出産が始まりました。
今年最初に生まれた子ヒツジは、顔黒ちゃんと顔白ちゃんの色違い双子でしたよ(^^)
子羊たちはもう少し暖かくなったら、成長をみてお母さんと一緒に放牧する予定です。
ご来場の際、ぜひ顔白、角あり、ヒツジたちの『個性』を探してみてくださいね。
※もう一つの品種はコリデール種といいます。顔や足が白いモコモコの品種です。
こちらもよろしくお願いします!
農牧部 動物管理
菅原 亜由美