2011年3月11日、あの日から今日で14年を迎えました。
改めて3.11東日本大震災で被害に遭われた多くの方々に心よりご冥福をお祈りいたします。
私はあの日、友人の結婚式で仙台市内の結婚式場で式の真っ最中。あの大きな揺れが始まってからの一連の経過は
今でも走馬灯のように思い出されます。
沿岸部の被害に比べれば私たちは内陸でしたので津波の被害もなく、建物被害やライフラインなどへの影響などはあったものの、命に関わる事態までではありませんでした。ただし、生業として生き物を多数扱っている中で、飼料、水、燃料、環境などにおける対応はそれはもう、通常では想定できないような対応を全社あげて、頼れる方々を全て頼り、沢山のご支援を頂きながら出来得ることをで何とかあの緊急事態を乗り切った記憶は忘れられることではないでしょう。
先日私用で陸前高田を訪問してきました。現地の人と話をしても、震災後に6-7年は仮設住宅での生活を余儀なくされたという話をしていました。そういう方々からしてみれば、通常の生活に戻ってからは実はまだそこまで年数は経過していないんだなと思いました。
一方で、養豚の同業者では、震災以降、畑や田んぼの耕作放棄が拡大し、養豚から出る堆肥の販路や活用が厳しい状態だという話も沿岸部の方々からは最近聞きました。
上記はほんの一部の話ですが、まだまだ震災の余波は続いています。
私たちはこれからもあの時のことを忘れず、語り継ぎながら、より影響地域の復興の一助を担えるよう事業を通して努めていきます。
橋本友厚