皆さん、こんにちは。養豚事業部の佐々木と申します。今回は養豚場の脱臭に関して話を出来ればと思います。
養豚農場はたくさんの豚を飼育している環境のため、どうしても豚の排泄物から出される臭いがどうしてもきつくなりがちです。豚舎には排気ファンが付いており、豚舎内の空気を外部に排出しています。この空気にはアンモニアなどの異臭の原因となる物質が多く含まれていますが、多くの農場ではこの空気がそのまま外部に排出されているのが現状です。しかし、私たちはこの臭気対策に取り組んでいます。
上記写真は坂の上農場の脱臭装置になります。この装置はポンプによって水をフィルターに散水し、濡れたフィルターを臭気が通ることで、臭気の原因となる物質を除去する装置となります。汚れた水は浄化槽にて処理され、新しい水と交換されます。(屋根に設置してある黒い部分がフィルターです。)
坂の上農場では豚舎が全部で12棟ありますが、今年の5月に脱臭装置の設置工事が完了しすべての豚舎に脱臭装置が設置されました。養豚場は臭いと思われがちですが、地域環境対策をしっかりと実施し、地域に根差した農場づくりを今後も行っていきます。
坂の上/黒木の沢農場 佐々木